皆さんこんにちは、今年もまたR-1グランプリの季節がやってきました。
今年は過去最多の5,511人がエントリーし、前代未聞の規模で開催されます。
そんな中、R-1史上最年長の50歳でファイナリストとなったチャンス大城さんのことが気になり、記事にしてみました。
チャンス大城さんのプロフィール
|
チャンス大城さんは、異色の経歴を持つ芸人として注目を集めています。実は、彼はお笑い養成所「NSC」に2度入校している珍しい経歴の持ち主です。
最初はNSC大阪校の8期生としてスタート。同期には千原兄弟やFUJIWARAなど、後に大ブレイクを果たす芸人たちが多数在籍していました。しかし当時の大城さんは、お笑いに対する覚悟が足りず、挫折を経験します。
その後、5年のブランクを経て、親友・和田くんの誘いで再びNSCへ。今度は13期生として再挑戦します。この13期には、次長課長、チュートリアル、ブラックマヨネーズ、野生爆弾といった錚々たるメンバーが揃っており、激戦の中での再スタートとなりました。
しかしながら、再入校後も目立った成果を出すことはできず、2年間はアルバイト中心の生活に。次第にお笑いへの熱が冷めていき、俳優への転向を考えるようになります。
その後、上京して東中野のセブンイレブンで働いていた時期には、なんとブレイク前の椎名林檎さんと知り合いになり、合コンの話もあったとか。一時は芸能の道を模索しながらも、お笑いへの情熱が再び芽生えます。
大川興業に所属し活動を再開するも、宗教観にも影響を受けた彼の人生は波乱万丈で、キリスト教からイスラム教へ改宗し、計8つの宗教に関わったこともあったそうです。
最終的には事務所を離れ、「地下芸人」として再スタート。地下芸人とは、事務所に所属せず、照明や音響も自分たちで担当する、自主興行中心の芸人スタイル。大城さんはその環境の中で10年間、地道に芸を磨き続けました。
そんな波乱に満ちた芸人人生を経て、今の彼が目指すのは“50代、60代の希望となる存在”です。
「今の若い芸人たちのパワーの中に、年齢を重ねた自分が飛び込むことで、まだまだ頑張れることを示したい。芸人だけじゃなく、会社員やミュージシャンなど、すべての中高年に向けて、『俺たちもまだやれる!』という気持ちを届けたい」と語っています。
チャンス大城さんの挑戦は、単なるお笑いの再起ではなく、「人生は何度でもやり直せる」というメッセージそのものです。これからも彼の歩みから目が離せません。
↓ R-1グランプリ2024準々決勝進出者くわがた心さんの記事です↓
チャンス大城さんの地下芸人仲間の紹介
1.ひやけのジョー
引用元:味彩あらい、
お笑い界の異色人物として知られる彼は、佐賀県在住の芸人。上京と帰郷を何度も繰り返すという、少しハートの弱い一面を持っています。お笑いライブで5〜6回ほど滑ると、すぐに佐賀に戻ってしまうのが通例だったようです。
そんな彼のユニークな趣味が、「多摩川での日焼け」。この日焼けへのこだわりが、思わぬ形で地域活動にもつながっていきました。
ある時、地元・佐賀で区議会議員への立候補を決意。公約にはなんと、「わが町に日焼けランドをつくります!」という前代未聞の計画を掲げました。選挙活動のスタッフはゼロ。しかしながら、地元の子どもたちには大人気で、選挙活動中には彼らが自発的にビラ配りや応援をしてくれたそうです。
結果は、惜しくもわずか53票差で落選。とはいえ、子どもたちとの絆は今も色濃く残っているといいます。
現在は、佐賀県内で「ひやけのジョー」というユニークな名前の運転代行サービスを営んでおり、地元で着実に信頼を築いているようです。
挫折を経験しながらも、常に人とのつながりを大切にし、自分らしい生き方を貫く姿勢は、多くの人の心を打ちます。芸人としても、地域の一員としても、これからの活躍に期待が高まります。
2.ポンちゃん人形
引用元:芸人派遣Lab
個性派腹話術芸人・ポンちゃん人形として知られる彼は、長年ステージに立つ前にお酒が欠かせなかったという、いわば“アルコールなしでは笑いが取れない芸人”でした。
かつて親交のあった芸人・チャンス大城さんが禁酒を勧めたこともありましたが、当時のステージでは、シラフでのパフォーマンスに精彩を欠く場面も多かったといいます。
とあるステージでは、演技中に突然、人形である“おばあちゃん”にキスを始めるという突飛な行動に客席は騒然。しかしその理由がさらに衝撃的で、なんと人形の口元に隠されたウイスキーの小瓶を飲むためだったというエピソードが、ファンの間で語り草になっています。
しかしその後、ポンちゃん人形さんはアルコール依存を克服し、見事に禁酒に成功。すると次に口にしたのは、「腹話術に革命を起こす」という言葉でした。
彼が編み出した新しい芸風は、なんと「自分自身が人形になる」という全く新しいスタイル。従来の“人形を操る腹話術”という常識を覆す、まさに腹話術界の新機軸とも言える挑戦です。
長年の葛藤と試行錯誤を経て、自身のスタイルを見つけた彼。型破りでいて、どこか人間味あふれるその姿勢は、多くの観客の心に深く残っているようです。
3.佐々木孫悟空
引用元:X
江南市の“お化け屋敷で働く芸人”として知られる虫食い芸人の佐々木孫悟空さんは、地下芸人界の中でもひときわ異彩を放つ存在です。普段はホラー施設での仕事をしながら、世界的な虫の早食い大会に挑戦しています。
これまでの実績も驚くべきもので、「火を通したゴキブリを1分間で何匹食べられるか」という衝撃的な大会では、なんと46匹を平らげて準優勝(1位はイギリス代表で47匹)という記録を持っています。現在も次回大会に向けて地道にトレーニングを重ねているそうです。
また、過去にはR-1グランプリの舞台でセミを食べるネタに挑戦。その際には音声のみの演出だったにもかかわらず、会場からは悲鳴が巻き起こり、大会関係者の判断により“R-1出場禁止”という異例の措置が取られたことも話題になりました。
このような個性豊かな芸人たちと共に歩みを続けているのが、チャンス大城さんです。自身も長年“地下芸人”として活動を続け、多くの人々に勇気と笑いを届けてきました。
そんな彼が、今やR-1グランプリの決勝ステージに挑戦する姿には、多くのファンが熱い声援を送っています。
芸人としての信念と努力、そして支えてくれる仲間たちへの感謝を胸に、チャンス大城さんがさらなる飛躍を遂げる日を楽しみにしています。
コメント