こんばんはTrendsbeamのKozyです今回は中日ドラゴンズのビシエド選手の退団した経緯とNPBの球団で獲得に乗り出す球団がいるのかどうかを調査してみました。
もくじ
ビシエド選手が中日ドラゴンズを退団
引用元:中日新聞
10月6日、中日ドラゴンズの球団本部長・加藤宏幸氏が、ビシエド選手と来季の契約を結ばない方針を発表しました。
ビシエド選手はキューバ出身で、2016年に来日。
開幕カードで3試合連続本塁打を放つなど鮮烈なデビューを飾り、そのシーズンには22本塁打をマークしました。
2018年には首位打者と最多安打のタイトルを獲得し、18年と19年にはベストナインにも選ばれるなど、右打ちの強打者として活躍しました。
しかし、来日9年目となった今シーズンは打撃が振るわず、チームの若返り方針も影響して6月上旬から2軍生活が続きました。
最終的には15試合の出場で、打率.202、1本塁打という成績に終わりました。
今季、二軍戦を視察したパ・リーグの他球団編成担当者は、ビシエド選手について以下のように分析しました。
「急激に衰えた印象はありません。バットもよく振れていますし、守備においても体のキレが感じられます。長打力ばかりが注目されがちですが、彼はライナー性の打球を飛ばす中距離ヒッターです。広いバンテリンドームでは本塁打が出にくい環境ですし、1軍でコンスタントに出場すれば、打率.280、15本塁打は十分に可能でしょう。打順としては6番が適任だと思います。」
しかし、ビシエド選手に対する評価には厳しい声も少なくありません。
2018年には打率.348、26本塁打で首位打者と最多安打のタイトルを獲得しましたが、現在35歳となり、当時と比べると物足りなさを感じるのは否めません。年齢とともにパフォーマンスが低下するのは避けられない部分もあるでしょう。
一方、セ・リーグのある球団スコアラーは異なる見解を示しています。
「スタメンにいるだけで脅威を感じさせる選手がいます。中日で言えば、中田選手とビシエド選手ですね。中田選手が離脱している時期にビシエド選手が上がってこなかったのは、正直ありがたかったです。経験豊富な選手なので、ここぞという場面で集中力を発揮し、結果を出します。中田選手同様、一塁の守備もうまいですね。」
ビシエド選手は親日家であり、ファンからも愛されていますが、来季の去就は依然として不透明です。
中田選手は昨オフに2年契約を結んでおり、石川選手の打撃も安定してきています。さらに、内外野を守れるユーティリティー選手の福永選手、カリステ選手、板山選手が控えており、ビシエド選手が戦力構想から外れる可能性も否定できません。
シーズン途中には「他球団へのトレード移籍」の噂もありましたが、推定年俸3億5000万円という高額がネックとなりました。しかし、中日での現役引退を選ばず、大幅な減俸を受け入れてでも現役続行を望むならば、他球団が獲得に動く可能性もあるのではないでしょうか。
パ・リーグ球団のコーチは次のように評価しています。
「まだまだ再生可能ですし、活躍できる力はあります。日本人枠で起用できる点も大きい。ビシエド選手が大事にしている打撃スタイルを大きく変える必要はなく、直球への対応や配球の読みを少し修正すれば、打撃の確実性を取り戻せるでしょう。」
同世代で活躍を続けている坂本勇人選手(巨人)、秋山翔吾選手(広島)、宮崎敏郎選手(DeNA)もまだ一線で戦っています。
他球団への移籍が選手としてのキャリアを変えることもあります。中日から日本ハムに移籍した郡司裕也選手やアリエル・マルティネス選手がその好例です。
親日家であるビシエド選手が、新天地で再び輝けるような環境に出会えることを期待しています。
コメント