みなさんこんにちは。
W杯ジャンプ男子大会で大活躍の小林陵侑選手のニュースを拝見して、彼の学生時代のサボり癖と葛西紀明監督との出会いが気になり記事にしてみました。
小林陵侑選手の学生時代はサボり癖があった?
引用元:NHKニュース
小林陵侑選手の中学時代、松尾中学校で指導を受けた永井陽一さんによると、「バランス能力が群を抜いていた。今まで見た中で最も素晴らしく、二度とあのような選手は現れないだろう」と、その卓越した才能を絶賛していました。
実は、中学1・2年生の頃、小林陵侑選手は朝練にしばしば寝坊して欠席することが多かったそうです。具体的には、「入学からの2年間、朝練に参加したのは半分程度だった」と永井さんは振り返っています。この頃、小林陵侑選手は朝が苦手だったのかもしれません(笑)
しかし、学年が上がり、全国大会で上位に進出するようになると、競技への取り組み方に変化が見られました。先輩たちから「冬に良い結果を出すためには、夏の努力が大切だ」と励まされ、最後の1年は朝練を欠かさず参加。その結果、地道な練習が実を結び、世界で活躍するための基盤を築きました。
朝が苦手でサボり癖があったものの、最終的には克服して世界レベルの実力を手に入れた小林陵侑選手。やはり、一流のアスリートには並外れた成長が見られますね。
その後、兄が卒業した盛岡中央高校に進学。高校3年生の時、宮様スキー大会の少年の部で優勝し、その得点は青年の部の優勝得点を上回るものでした。
高校時代までは、スキージャンプとノルディック複合を掛け持ちしており、国体では2連覇を達成しています。これらの成果は、彼の成長の証と言えるでしょう。
小林陵侑選手と葛西紀明監督との出会い
引用元:THE ANSER
小林陵侑選手と葛西紀明監督が初めて出会ったのは、2013年夏、札幌・宮の森ジャンプ競技場でのことでした。
この時、葛西紀明監督は小林選手のジャンプフォームに注目し、その飛び出しから空中にかけて腰がくの字に曲がった姿が、W杯最多勝記録を持つシュリーレンツァウアー選手(オーストリア)と重なったと感じたそうです。
その後、小林陵侑選手は土屋ホームの合宿に参加し、2015年には土屋ホームに入社。
この時から、選手兼監督として活躍する葛西紀明監督との師弟関係が始まりました。
二人の絆はここから深まっていき、小林陵侑選手の成長に大きな影響を与えることになりました。
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小林陵侑選手が受けた葛西紀明監督の指導
引用元:Yahooニュース
小林陵侑選手は、2016-17年のW杯にフル参戦したものの、30位以内に入ることができず、ポイントも獲得できませんでした。
この結果に対して、葛西紀明監督から「悔しくないか」「強くなりたいか」という問いを受けた小林陵侑選手は、真剣に「悔しいです」「なりたいです」と答えました。
その後、葛西監督は「それなら、『葛西メソッド』を教えよう」と伝え、小林陵侑選手に「5割の力で飛べ」と指導を行いました。
ジャンプの飛び出しで力みすぎると、踏み切り台に伝わる力が最大限に活用されない「スリップ」という現象が起きるため、小林陵侑選手は膝を曲げたままで力を抜いて飛ぶように訓練されました。
この指導のもと、小林陵侑選手はわずか1~2回のジャンプで見事に成功を収め、葛西監督を驚かせたそうです。
その後、葛西メソッドのおかげで、小林陵侑選手は2022年北京オリンピックで金メダルを獲得し、W杯でも素晴らしい成績を収めることができました。
二人の出会いは、スキージャンプ界にとって非常に運命的なものだったと言えるでしょう。
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