黄色靱帯骨化症とはどんな病気?過去に発症したプロ野球選手を調査!

こんにちはTrendsbeamのKozyです。

本日はプロ野球阪神タイガースの湯浅京己選手が患った黄色靱帯骨化症とはどのような難病なのか?また過去に発症したプロ野球選手をリサーチしました。

引用元:xanax baseball

黄色靱帯骨化症とはどんな病気?

胸椎黄色靱帯骨化症はこんな病気

胸椎黄色靱帯骨化症は、脊髄の後ろにある椎弓間をつなぐ黄色靱帯が骨に変化し、厚みが増して脊髄を圧迫することで、下肢に影響を与える病気です。

多くは40歳以上で発症し、男性にやや多く見られます。

50歳以上の約4.5%が黄色靱帯の骨化を経験するとされていますが、手術が必要なケースは10万人に1人程度と稀で、全脊椎手術患者の1%未満です。

原因は不明で、難病指定されており、重症の場合には公的支援を受けて治療が可能です。

胸椎黄色靭帯骨化症の症状

黄色靱帯の骨化は主に下位胸椎で発生し、上肢(手や腕)には症状が現れません。

初期には、下肢の脱力やしびれ、こわばりがみられ、腰背部や下肢に痛みが出ることもありますが、痛みを感じないケースが多いです。

また、腰部脊柱管狭窄症と同様に、間欠性跛行(一定の距離を歩くと休憩が必要になる)という症状も現れることがあります。

重症になると、歩行が困難になり、日常生活に支障が出る場合もあります。

進行の速さは患者により異なり、軽い症状のまま長期間経過することもあれば、数ヶ月で急激に悪化することもあります。

また、軽い転倒などの外的要因で症状が急激に悪化する場合があるため、注意が必要です。

胸椎黄色靭帯骨化症の治療法

この疾患は、X線検査やCT、MRIなどで診断され、症状がない場合は特に治療の対象にはなりません。

しかし、骨化が進み脊髄への圧迫が確認される場合は、経過観察が必要となります。

保存的治療では、消炎鎮痛剤や筋弛緩剤、ビタミンB剤などが使用され、症状に応じて薬物療法が行われます。

症状が進行した場合は、手術が検討されることもあります。

以上参照元:済生会

湯浅京己選手は幸い手術も無事に終わり、退院後のインタビューには「手術が終わったあと、足の感覚が軽くなっていて感動した。リハビリで動いたときもこれまでなかった感覚が戻ってきていた。また元気に投げている姿をたくさんの人に見てもらえるように頑張りたい。そして来年こそはチームに貢献したい」と話し、来シーズンの復帰を目指す考えを明らかにしたそうです。

1日も早く甲子園のマウンドに抑えのエースとして登場する日を待っています。

プロ野球選手の黄色靭帯骨化症

プロ野球の投手が黄色靱帯骨化症になる場合が多いという事で過去に発症した選手を調べてみました。

最近では今季、ロッテの岩下大輝投手が昨年の手術を経て一軍復帰。

DeNAの右腕・三嶋一輝投手、中日の左腕・福敬登投手は2022年に手術を行い、翌年に一軍復帰を果たしたそうです。

国指定の難病でありながら、過去10年余りの間にプロ野球界では十数名の選手がこの病気にかかっているそうです。

巨人の越智大祐選手は2012年に手術を受けたものの、一軍復帰は叶わず、2014年に引退しました。また、楽天の星野仙一監督も2014年に発症し、休養を余儀なくされました。

球界で最初に黄色靱帯骨化症の手術を行ったのが、元オリックスの投手で1989年の新人王、酒井勉氏(現東海大コーチ)だったそうです。

酒井氏は「93年なので、僕が30歳の時でした」と、こう続ける。

「僕の時は脊椎の後ろ側を3本取って、硬くなった靱帯を除去し、人工骨を入れる大手術。

結局、一軍復帰はかないませんでしたが……。

8月に手術をして、翌年の春季キャンプに間に合わせようと無理をしたからか、肉離れもあった。

もう少し、ゆっくりリハビリと練習をしていれば良かったのかもしれません。

今も左足の小指の感覚が多少弱く、布で包んだような感覚ですね。

でも、術式もだいぶ進歩しているようで、僕の後に手術をした選手は脊椎の後ろ側を3本外して悪い部分を削り、元に戻すという内容だったようです。

今は内視鏡でできるそうで、手術をした三嶋選手の名前を取って『MISHIMA手術』と言われているとか。

大学野球でもたまに聞きますが、不思議なことにプロを含めてなぜか全員投手なんですよね……。投げる動作のどこかが、靱帯に負担をかけているのか……」(酒井氏)

と話したそうです。

私自身も脊柱管狭窄症を患ったことがありますが、もっと酷い症状なのだと想像します。

それでは最後に湯浅京己選手の圧巻のピッチングをお楽しみください。

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